8月30日(木)に学生13名、教員2名で、NTT東日本コースの現地訪問を行いました。午前中は社内にてレクチャーを受け、NTT東日本が通信インフラ事業だけでなく、モノとインターネットをつなげ、新たなサービスを生み出す事業に取り組くんでいることを学びました。
午後は、「小江戸」と呼ばれる古い町並みが残る香取市佐原へ出向き、NTT東日本のサービスを導入している宿泊施設の現場を見学しました。HOSTEL Co-EDOでは、多言語情報発信システムの導入により訪日外国人への対応が可能になっており、フロント業務の負担軽減、パンフレットのコスト削減につながっていること等を教えていただきました。学生達は、実際にスマートフォンを機器にかざして施設案内や観光情報が表示されるのを見ながら、導入されたシステムの利便性を実感していました。
次に訪問した佐原商家町ホテルNIPPONIAは、佐原の町をひとつのホテルと見立てるというコンセプトのもとにつくられたホテルで、古民家を改修した客室が町に点在するという形態となっています。同ホテルもHOSTEL Co-EDOと同様のシステムを導入しており、多くの訪日外国人が訪れ、訪問した日も部屋は予約で満室となっていました。
最後に訪れた東薫酒造では日本酒づくりの工程を分かりやすく説明していただきました。東薫酒造でつくられた日本酒は、他の商品とともにHOSTEL Co-EDOに展示されており、酒瓶に貼られたバーコードを端末にかざすと、商品の情報が多言語で表示されるようになっていて、訪日外国人にも商品の内容が分かるようになっていました。
今回の現地訪問で学生達は、佐原の町の魅力を感じつつ、IoTによる課題解決の実際を学ぶことができました。(文責:八田)