エントリーシートの効果的な書き方

こんにちは。総合キャリア支援室の松岡ですコスモス

今、3年生のエントリーシート添削ラッシュを迎えています。

相談したい人は、早めに予約をお願いします。

予約がいっぱいだと、当日来ていただいても十分なご相談ができない可能性があります。

また、メールでの添削を希望する学生が増えていますが、

対面以外の添削は原則お受けしていません。

 

スケジュール管理も就活では大事なことです。

早めに取り組むようにしてくださいね。

エントリーシートやWEBエントリーなどを添削していて、

みんな文字数に振り回されていると感じています。

300文字、250文字などの文字数を先に考えてしまうので、

本来伝えるべきことが書かれていないのです。

今日はそのポイントをお伝えします

 

1文字数を考えずとにかく書き出してみる

文字数にしばられず、自分が経験したことや感じたことを

とにかく書き出してみてください。

それが300文字でも、400文字でもかまいません。

少ないよりは多い方がいいのです。

情報をたくさん出して、そこから絞っていった方が、いい文章になります。

 

2構成を考える

書き出したものをそのまま使おうとしていませんか?

キャリアデザインⅤの授業でも、PREP法についてお伝えしています。

まずは文章の設計図を考えましょう。

Point:結論

Reason:理由

Example:具体例

Point:まとめ

この順番でまずは設計図を書きます。

例えば「学生時代がんばったこと」がテーマであれば以下のようになります。

Point:結論 何をがんばったのか?

 ○○のサークル活動をがんばりました。

Reason:理由 なぜがんばろうと思ったのか?

 学生生活でしかできないことをしたいという思いがあり、

先輩や後輩との関係も楽しみたいと考えたからです。

Example:具体例 どんなことをどのようにがんばったのか?

 サークルでは会計係を担当し、予算がある中でいかにみんなが楽しめる活動が

できるかを考えました。特に注力したのは、無駄な支出がないかに着目し、

これまで習慣で購入していたものは本当に必要かを考えました。

またリサイクルできるものがないか、周囲の意見も聞きながらチェックしたところ、

全体の予算が半分に削減されました。余った予算で懇親会を開催することができ、

コミュニケーションが増えて活動にも活気が生まれました。

Point:まとめ この経験から得たことは何か? 

  慣習的に行われていることでも、常に「なぜ?」

と問いかける視点の大切さを感じました。 また、

行動に起こすことで改善できることが多いと学びました。

 

構成をまず考えて、文章として書き出していき、さらにそれを精査して

文字数に合わせていくという順番をきちんと取り組んでみてください。

家を建てる時は必ず設計図があります。

文章もそれと同じです。

ただ書き出すのではなく、どういう順番で何を書くか考えて書く。

とても大事なことだと思います。

 

3何をしたかよりどう取り組んだか?

みなさんがつまづくポイントとして、背景説明の多さがあります。

特に文字数を制限されたとき、背景を説明しただけで大半を使っている例が多いです。

以下はよくある自己PRの例です。

『私には忍耐力と継続力があります。

私は小学校から12年間野球を続けてきました。

中学までは順調にレギュラーとして試合に出ていましたが、

高校で甲子園を目指すほどの強豪校に入学したため、

200人の部員での競争が激しくなかなかレギュラーになれない日々が続きました。

上下関係も厳しく、監督の指導も激しい日々でした。

しかし、一生懸命に練習し3年の春の大会でレギュラーになり、

試合にでることができました。

忍耐力と継続力を活かして、挑戦していきたいと思います。』

 

一見よくできた自己PRに見えるかもしれません。

確かに、強豪校に入ってレギュラーになるのは大変だろうなと想像できます。

でも、採用側が知りたいのは、その人がどんな高校に入ったか?ではなく、

その厳しい環境の中で何を工夫し、どう取り組んできたのか?です。

自主性や自発性があるかどうか?厳しいことにもチャレンジできるか?が知りたいのです

上記の文章でいえば、「しかし、一生懸命に練習し」という

たった12文字で表現されているところを詳しく知りたいのです。

前半の高校の様子はむしろ

「高校は強豪校でしたがレギュラー入りを目指して努力しました」

と簡潔にまとめてしまいます。

その代り「一生懸命に練習」した部分を広げます。

?どうしても試合に出たいという想い
?帰宅後も打撃の向上のために素振りを○○回
?瞬発力を出すために~~~に取り組み???  等

人よりも努力した部分を詳しく書いて欲しいのです。

そこに、自分らしさが現れてきます。

すごいことを書くのではなく、自分がやってきたことを書きましょう。

 

なかなかうまく言葉にできない時は、相談に来てくださいハチ

私たちカウンセラーも、エピソードに合う言葉や文章を一緒に考えます

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