こんにちは。
総合キャリア支援室 柴田です
みなさんは、「ウーマノミクス」という言葉を知っていますか
これは、「Woman(女性)+ Economics(経済)」の造語です。
このウーマノミクスが、日本社会で重要な役割として脚光を浴びています。
その背景には、急速に進む少子高齢化があります。
労働力が低下すると、国の経済活動が停滞して、社会全体に活気がなくなってしまう。
この労働力をどう補うか。そのカギが、「女性の社会進出」です。
つまり、女性の活躍を推進することで経済の活性化を目指す取り組みが「ウーマノミクス」で、
安倍首相も成長戦略の重要課題と位置付けている"女性の活躍推進"がこれにあたります。
淑徳大学のある埼玉県では
このウ-マノミクスを「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」として積極的に取り組んでいます
この取り組みについて今年も埼玉県からお二人講師を派遣いただき、
本学経営学部の「経営学総論」の授業の中で特別講演をしていただきました。
お二人のうち、まず初めに埼玉県のウーマノミクス課の職員の方からお話を伺いました。
出産を期に一旦退職をした場合と退職せずに働き続けた場合の生涯所得の差のお話しや
出産?子育て期の30代に就業率が他の年代に比べ大きく低下することなどのお話しを伺いました。
特に30代女性の就業率の低下は埼玉県は全国平均よりも高いとのことで、
こういったことからもウーマノミクスプロジェクトを推進しているとのことでした。
お二人目には埼玉県の女性応援メンター(相談者)も務める、IT企業で働き続けている方からお話を伺いました。
これまでどのような社会人生活を送ってきたのか、また働き続けることによる得とは何かなどのお話しを伺いました。
働き続ける得として、
①能力発揮機会を獲得できること
②賃金を獲得できること
③人生経験?人脈の獲得ができることである
とのお話しでした。
学生たちは、お二人のお話しを終始興味関心を持って聞いていたようです。
そして、自分のライフデザインについて考える上で大変貴重な機会となったようです
最後に、アンケートから、参加学生の声を一部紹介します。
必ずしも自分の好きな仕事につけるとは限らないので
どんな仕事についてもしっかりやっていけるようになりたい。(男子)
改めて仕事の内容は大切だと思った。
やりたい事ややりがいを感じられる仕事に就きたいと思いました。(女子)
出産退職と継続勤務の方では生涯所得に2億円の差ということに驚いた。
お金も重要だけれどお金を稼ぐためのスキルを身につけたほうがよいと思った。(女子)
就職するにあたってその後のことも考えて決めなければならないと思いました。
子どもができて退職して再就職をするのは簡単なことではないということが分かりました。(女子)
女性が活躍する時代になりつつあることが分かった。
女性が働きやすい環境整備をすることが重要であるということが分かった。(男子)