こんにちは。
総合キャリア支援室 岡田です
今日のタイトル「無縁社員、職場で広がる ~今日も誰とも話さなかった~」は、先日の日経新聞記事で目に留まったものです。
現在は、フレックスタイム制の導入で出勤退社、昼休みも人それぞれ。
残業削減推奨で、仕事の密度が濃くなりみんな忙しそう。
ふと気がつくと、退社時に勤務先の通用口の警備員に「お疲れ様です」と声をかけられて
初めて会社で人と交わした会話だったと気づいたとのこと。
そんなばかな???とは思ったものの
そういえば、思い当たることがありました。
以前、外資系のIT企業にお世話になっていた時のこと。
全員高いブースで仕切られ、まさしく「The 外資」
アメリカ映画のオフィスのようでした。
日本企業と違い、チームプレーと言うより自分に課せられた責任以上の仕事は禁止事項。
なんだか会社に行っても、塀越しに他人の仕事の電話を聞くぐらいで、あとはすべてメールでのやりとり。。
さらに拍車をかけたのが言葉でした。
みんな英語で冗談言い合っているのに、
いったん「英語が出来ない奴」のレッテルを貼られると
もちろん日本人しか話しかけてきませんし、最初の一ヶ月くらいは気が変になりそうでした
で、どうしたって
最初は昼休みもひとり寂しく過ごしていたのですが、ひたすら観察していると
「外国人含めとにかくみんなおしゃべりが大好きだ」ということに気づきました。
就業時間中も、海外支社との社内電話は延々プライベート話、で切る寸前に仕事話、てな感じなんです。
日本企業よりはるかにいい加減じゃないか
なんだかひたすら黙々と仕事しているのが馬鹿らしくなり、
「そうだ、ここは無料NOVA(当時はまだありました)だ」
と日本語混ぜ混ぜの英語でやたら話しかけるようにしたら、あっという間に居心地が良くなりました
記事の中でも、職場のコミュニケーションと生産性は深い関係があるとのこと。
仕事に関係ない会話や雑談が一人ひとりのモチベーションや仕事と向き合う積極性を高め、
営業成績を押し上げる結果が出ているそうです
皆さんも会社説明会や見学では、
「会社のコミュニケーション力」もしっかり観察したり、質問してみては
せっかく入った会社が、営業成績一辺倒の無縁社員会社じゃつまらないですよね