こんにちは。
総合キャリア支援室の権田です。
先日、大手企業の人事の方からお話を聞く機会がありました。
その時、印象的だったお話を一つ。
人事Aさん:
「正直言って、ESや履歴書の経験内容は、皆さんそれほど大差はないですね」
???どの大学であろうと、どんな学部であろうと、学生が書いてくることは似たり寄ったりなのだそうですよ。
つまり、
★ゼミ???ゼミ長だったり、みんなで何かを研究して○○を深めただったり、いろいろ
★アルバイト???長く続けていたり、店長補佐を任されていたり、いろいろ
★サークル???部長だったり、サポート役だったり、いろいろ
そんなようなこと(似たようなこと)が、一生懸命書かれている。
「え~!では、頑張って書く意味ないの??」
というと、そういうわけではもちろんありません。
人と比べてどうこうではなく、
自分にとっての事実や思いのあるものをしっかり書く、
相手に分かりやすく、
丁寧な字で、
それは、「この人に会おう」と思ってもらうために、もちろん手を抜いてはいけないこと。
だから、これまで一生懸命考えて書いていた人は、
やはり一生懸命考えて書いて下さい。
深く考えないで書いていた人は、
ちゃんと考えて書いて下さい。
似たようなことだからこそ、
そのウラにある自分の思いだったり、目的意識だったり、
工夫したこと、努力したことを
しっかり自分の心に落とし込んで、
つまり、自分でもしっかり把握して、それから書く。
自分が把握していなかったら、書けもしないし、のちに語ることもできない。
語れなければ、相手にも伝わるわけもありません。
意外と、
自分で何が言いたいのか分かっていない、
何を伝えたいのか、はっきりしていない、
そんな状態で本番の用紙に書き始めている人も多いのです。
いきなり、履歴書やESシートに書き始めるのではなく、
まずはなぜ自分がその会社を受けようとしているのか、
何がしたくてその会社に引かれたのか、
自分なりの「これだ」とおもう答えを見つけてみましょう。
そこから、おのずと何を書けばいいかが見えてきます。
※その答えは、会社をよく知っていくにつれ、
成長していったり深まっていったりします。
それでいいのです~