50周年にあたって

共生のバトン

学祖の思い"Together with him "を受け継いで50年を迎えました。

淑徳大学は、学祖?長谷川良信先生の志"Together with him" ( 彼とともに)を連綿と受継ぎ、実践してまいりました。その情熱のバトンは、今でも受け継がれています。

共生

学祖?長谷川良信先生

学祖?長谷川良信先生は、仏教でいう「自利利他」の精神から、社会福祉のありかたを「for him(彼のために)ではなく、Together with him(彼と共に)でなければならない」とし、これを淑徳大学の福祉教育の理念に据えました。本学は、地域や社会の中で「人と共に生きる力」、すなわち「共生」の力を身につけた人材の育成を志しています。

実学

実学とは、社会の現場で学び、真に自己の形成に実りをもたらす学問のことです。人と共に生きる力は、実践を通して体得していくものであり、本学では、「共生」の思想とともに「実学」の伝統も開学以来受け継いできました。理論だけでなく、実践を重視することで、将来において実際に社会で役立つ人材の輩出を目指します。

共生社会の実現に向けて

1965年の学生達

「後に続く者を育てたい。学生諸君、君らは私の同志である」。1965年、学祖は学生達にこう呼びかけ、国内4番目の社会福祉系単科大学として本学を開学しました。それは、宗教?社会福祉?教育の三位一体による人間開発、社会開発という、学祖が生涯をかけた事業の集大成でした。2015年、本学が創立50周年を迎えるこの節目に、学祖から脈々と受け継がれてきた"Together with him"の精神を今一度捉え直し、共生社会の実現に向け進んでまいります。