センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

人々の「心の拠り所」になるような
医療ソーシャルワーカーでありたい

独協医科大学 埼玉医療センター 勤務
鶴田 亜理紗さん
総合福祉学部 社会福祉学科 2021年卒業
長崎県立大村城南高等学校 出身
卒業_WEB_-鶴田

「対話力」を活かして患者さんと向き合い、信頼関係を築く

医療ソーシャルワーカーとして働く私の仕事は、転院調整や退院支援、医療費に関する相談を受けるなど多岐にわたります。患者さんのなかには、経済的な悩みや治療に対する不安を抱えている方がたくさんいます。そうした人々の困りごとに寄り添い、活用できる制度を案内するなど、解決に向けて支えていくことが私の使命です。
 
支援を行ううえで心掛けているのは、患者さんから信頼を得ることです。患者さんとの面談はだいたい1回1時間ほど。面談では入院前の生活背景や生育歴など、さまざまな話を伺いますが、その短い時間のなかで信頼関係を築くことができなければ支援に発展しないこともあるのです。
 
患者さんと信頼関係を築く際には、淑徳大学で身につけた「対話力」が活きていると感じます。社会福祉学科の授業では、グループワークやロールプレイが多く行われており、コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。患者さんからの信頼を得て「あなたに相談してよかった」とお声かけいただけたときは本当に嬉しく、達成感も大きいです。今後も経験を重ね、人々の心の拠り所になれるような存在でありたいです。

多くの実習を経験し、幅広い福祉分野を実践的に学ぶ

私は高校生の頃から福祉科のある学校に通い、介護について学んでいました。より幅広い福祉分野を学びたいと思い、大学は、興味があった社会福祉士や精神保健福祉士の資格が取れる学校をメインに探していました。なかでも淑徳大学の社会福祉学科は、実習が豊富な点に惹かれて入学。1年次から老人福祉施設の「淑徳共生苑」で実習を行うなど、早い段階から現場を知ることができました。
 
そのほかにも、精神科の病院や障害のある方が通う相談支援事業所、通所リハビリテーション施設(デイケア)など、4年間を通してさまざまな施設を訪問。それぞれの施設が担う役割や職員の働き方などを学び、知識の幅を広げることができたと思います。

手厚いサポートを受け、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得

淑徳大学で過ごした4年間は、私にとって大きな財産です。長崎から上京し、1人も知り合いがいない環境で初めは不安も大きかったのですが、親身になってくれる先生方や友人たちに支えられ、学びを深めることができました。
 
資格取得に関しても、手厚くサポートしてくださったのを覚えています。私は、社会福祉士と精神保健福祉士の2つの資格を取得しました。そのため忙しい日々を送っていたのですが、勉強や実習で悩むときは先生方がすぐに相談に乗ってくれたのを覚えています。ゼミの先生との関係は今でも続いており、卒業後も定期的に勉強会に誘っていただいています。
 
淑徳大学は、学生一人ひとりがやりたいことをしっかり応援してくれる大学です。みなさんも思いやりあふれる人々に囲まれ、実りある大学生活になることを祈っています。